konomi’s blog

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延命治療について考えた

シルクスクリーン

私の両親は父89歳、母86歳でいまのところまあまあ元気。

と、言っても年相応で父親は6年くらい前に自分から床下収納に落っこちて背骨が曲がってるのと2年くらい前に軽い脳梗塞で早期発見だったため後遺症はなかったけど要注意状態、母親はまだらボケだしふつーに。

 

そして両親は(というか父親が母親をごーいんに誘って)数年前に「延命治療を拒否します」っていうのに署名をしているらしい。

 

実際に私はその書類だか証書だかを見ていないのでどういうものかは詳しくはわからないけど・・

 

その両親の祖母二人が二人とも大変長生きした二人で100歳手前くらいまで生きて最後はどちらもそれなりにボケて老衰だった。

そのとき両親はもめていた。

延命治療するとかしないとか結局父方の祖母は延命治療せず母方のほうは延命治療で引っ張ってどちらもそれはよくないと散々言い合っていた、亡くなった後まで(そもそもうちの両親あんまり仲良くないのだが)

 

そして私は今までそんなこと深く考えたことはなかった。

だけど今、介護施設で働くようになっていろんな入居者(患者ではない)を見るようになって考える機会を与えられた。

 

まず胃ろうについて。

胃ろうが延命治療にあたるのかそうではないのかネットで調べたけどそれは一概には言えないらしい。

確かにそう・・

胃ろうをしている方も様々なのだ。

車いすで自ら移動できる方もいるしまったく意識のない方もいる。

こういうのはとても迷うレベルの範囲だと思うが・・

 

私がこれはとても見ていられないという入居者がいらっしゃる。

それは終始うめき声をあげて苦しそうにしている方だ。

その声を聞くのもつらいし顔を見るとなおいっそうつらい。

もうなんとかしてあげろよ、ていうかはっきり言ってラクにしてあげろよと言いたくなる。

 

もし自分の親だったら「ラクにしてあげてください」と言うだろう。

でも今はコロナ禍で家族は誰もこの姿を見ることはできない。

 

夜中はどうなんだろうな?

昼間ずっと苦しんでいるのに夜になるとピタッと止まるとも考えにくい。

夜の消灯後にこの声が響き渡るというのも夜勤の人はもっとつらいだろうな・・

 

延命治療拒否に署名しているからと言って最後決めるのは私になるかもしれない。

そのときどうするかなあ・・